軌道・線路設計
線形・軌道構造・建築限界に関する基準
鉄道施設全般の技術基準を定めた省令とその解釈基準(通称「技術基準」)。軌間・曲線半径・勾配・建築限界・車両限界・軌道構造など鉄道設計のすべての基本となる法令上の基準。鉄道土木設計に関わるあらゆる業務でまず参照する一冊で、他の鉄道設計基準もこの省令を基本として作成されている。
レール・まくらぎ・道床バラスト・スラブ軌道など軌道構造の設計基準。軌道の構成要素ごとの設計方法・荷重の伝達・軌道틀の変形計算方法が記載されており、線路の新設・改良・維持管理計画で参照する。
鉄道線路の計画・線形設計・平面線形・縦断線形・横断構成の設計手順を解説した参考書。新線計画・線路改良・速度向上工事での線形設計において、設計基準の考え方を体系的に理解するために活用する。
鉄道構造物の設計
高架橋・トンネル・盛土・切土の設計基準
鉄道の高架橋・ラーメン高架橋・橋台・橋脚などコンクリート構造物の設計基準。列車荷重(在来線・新幹線)・脱線衝撃力・温度荷重など鉄道固有の荷重条件を考慮した断面設計・耐久性設計の方法が記載されている。鉄道コンクリート構造物設計の基本書。
鉄道橋(鋼桁橋・鋼トラス橋・合成桁)の設計基準。鉄道固有の動荷重係数・衝撃係数・疲労照査方法が規定されており、在来線・新幹線の鋼橋設計で参照する。道路橋示方書鋼橋編と考え方は共通しているが、鉄道荷重の適用において本基準が優先される。
鉄道の盛土・切土・擁壁など土構造物の設計基準。列車走行による繰り返し荷重・振動の影響を考慮した安定計算・変形計算の方法が記載されている。道路土工の基準書と比較して鉄道固有の荷重条件と変形管理基準が厳しく設定されている。
鉄道の地下線区・地下駅に用いる開削トンネル(ボックス構造)の設計基準。土圧・水圧・列車荷重・地震力を考慮した断面設計・底盤の浮き上がり防止の照査方法が記載されており、都市部の地下鉄設計で参照する。
耐震設計
鉄道構造物の耐震設計・耐震補強に関する基準
鉄道構造物(高架橋・橋梁・トンネル・盛土)の耐震設計基準。レベル1・レベル2地震動の設定・耐震性能の照査方法・液状化判定が規定されており、1995年阪神・淡路大震災後に大幅強化された。鉄道の耐震設計・耐震診断のすべての業務で参照する基本書。
既設鉄道コンクリート高架橋・橋脚の耐震補強設計の手引き。鉄筋コンクリート巻立て・連続繊維シート巻立て・鋼板巻立てなど各補強工法の設計手順と適用条件が記載されており、耐震補強工事の設計で参照する。
鉄道盛土の耐震診断・耐震補強の設計・施工指針。地震時の盛土変形量の評価方法・補強工法(杭・補強土・排水工等)の設計方法が記載されており、老朽化盛土の耐震対策設計で参照する。
維持管理・検査・補修
鉄道構造物の点検・診断・補修に関する基準
鉄道構造物の点検・診断・補修・補強の維持管理基準。損傷程度の判定区分・点検方法・補修工法の選定基準が定められており、鉄道各社が実施する構造物の維持管理計画・点検設計・補修工事設計の基本書となっている。
鉄道コンクリート構造物の劣化診断・補修設計のマニュアル。中性化・塩害・ひび割れ・アルカリシリカ反応など劣化機構ごとの診断方法と補修工法の選定手順が記載されており、老朽化した鉄道高架橋・橋台の補修設計で参照する。
鉄道構造物の直接基礎・杭基礎・ケーソン基礎の設計基準。鉄道固有の列車振動荷重・動的地盤反応を考慮した基礎設計の方法が記載されており、高架橋・橋梁基礎の新設設計・耐震診断で参照する。